土星のハードアスペクトについて

土星はこの世の王様。。。

土星がライツ(太陽と月)にハードアスペクトを持つ人の特徴をいくつか紹介させてください。

☀️土星と太陽のオポジション
太陽(社会の中の自分、エゴ)を出そうとすると土星が真正面から圧をかけています。いつも見張られていますし自分が動けば反発しあいます。
占星術「太陽」というのは本当の太陽を指すのではなく、地球(自分、エゴ)のことなので、地球は土星には勝てません。その時は自分(太陽)が勝った(逃げ果せた)と思っても、結局はあとで利子をつけて土星は太陽にのしかかってきます。
イケハヤさんコト、イケダハヤトさんはこのアスペクトを持っています。イケハヤさんの太陽は双子座にあり、格式の良い水星がタイトにコンジャンクションしています。機敏で柔軟、自分以外のいかなる影響からも自由であろうとする双子座の太陽と水星が、現在の活躍を牽引しています。

今回のテーマである土星は、イケハヤさんの場合、射手座にあり、太陽と水星にタイトなオポジションをとっています。またこの土星は月とタイトにコンジャンクションしています。
いつも自由でいたい知的な太陽と水星🆚少々アバウトだけどやっぱり王様の土星と月のタイトオポジション。。。他にメジャーアスペクトをとっている天体はないですからこの構図はイケハヤさんの個性を際立たせていると思います。この角度ならではの彼のエッジの効いたトークや生き方に私はいつもワクワクしています。

☀️土星と太陽のスクエア。
ランナーの川内優輝さんがいます。太陽も土星も柔軟宮にあるので、比較的ライトな出方だとは思います。川内さんの魚座の太陽は世界中走り回っておられるので、射手座の土星も川内さんを追いかけるのが大変でしょうね。スクエアは衝突、横槍を意味するので抑圧的な雰囲気はありません。

☀️土星と太陽の合。
科学者の武田邦彦先生がこのアスペクトを持っています。
太陽も土星も双子座です。老いてなお、益々その知性とカリスマを発揮させておられる稀有な存在です。彼の土星は太陽と月とタイトに合を作っています。自由で機敏な知性を持つ双子座の太陽ですが、古くからあった日本の素晴らしさを世に継承されようとするあのしつこさ(いい意味で^^;)は土星と一緒になって作られるハーモニーのようでもあります。
ロシアのプーチン大統領土星と太陽の合を持っています。両方とも秘密の部屋12室、天秤座にあります。うーん、太陽が12ハウス。やっぱり大統領よりKGBの方が向いている気はします。プーチン大統領は自分自身が土星化したような風貌になっていますね。天秤座がくどさを和らげてはいますが。

🌛土星と月の合。

月(内的な感情)の真上に土星がおおいかぶさっている状態。土星は火星のように鋭さはないのですが、感覚として、重い。とにかく重い。土星と月の場所が固定宮の人は本当に辛いと思います(実感です)。

F1レーサーのアイルトン・セナさん。月と土星がタイトに合ですね。アセンダント水瓶座特有の美しい顔にいつも物憂げな表情が印象的でした。重かったんではないでしょうか。感情が。息をするだけで辛いような。月と土星の合は、土星アスペクトの中で一番こたえると言います。苦しすぎてどこか影があるように見える人が多い気がします。共に山羊座にあるのでこの場合土星が一番パワフルになります。強すぎる土星に感情である月は悲鳴をあげます。精神的な重圧は相当あったと予測するのはとても容易です。

🌛土星と月のスクエア。
同じくF1レーサーのミハエル・シューマッハさんは太陽、月がタイトにオポジション土星木星を交えた活動宮のグランドクロスですね。彼の土星は、太陽とも、月ともスクエアの角度です。合と違って動きがあります。摩擦もあるでしょうが。変化の中で上昇を試みます。
余談ですが、スキー場での事故が起きた2013年12月は、彼の太陽にトランジットの冥王星が1度で合でした。これは土星の話ではないのでまた別の機会にしたいです。

🌛土星と月のオポジション
吉本出身のクリエーターの西野亮廣さんがこの角度を持っています。180度は互いをターゲット化します。心の傷である優しい月(この方は魚座にあるので)が、几帳面で分析的な地星座である、乙女座土星の鏡に映る姿を、ずっと眺めて来られたのではないでしょうか。。。愛情深い蟹座の太陽が、傷ついた魚座の月をトラインでしっかり支えています。蟹座の太陽は乙女座の土星とスクエアを作っています。これだけでドラマが作れそうなホロスコープです。ちなみにこの方は柔軟級のグランドクロスを持っています。かれのホロスコープはどの部分を見ても本当にドラマチックです。

ライツに土星のハードアスペクトを持っている人は、総じて重さを感じます。そして信用できる人がとても多いです。いい加減な人いません。深みのある人になります。含みのあるような風貌だけれどホロスコープを見てこのアスペクトがないと、「見た目より結構楽に生きてる人なんだな」と私は思ったりします。特に太陽と土星のハードアスペクト持ちは、軽口をたたいたりしません。

私の前職の上司は太陽と土星が合でした。重厚感のある人でした。世の中の苦悩を全部引き受けたような顔をして歩いてましたが、山羊座の太陽なので意外とチャッカリしてましたが。

ハードアスペクトでもスクエアとオポジション、合では出方が違う気がします。スクエアの人はやはり派手です。土星への恐れより衝突感があります。オポジションは常に緊張していて、衝突というより反発しているように見えます。合は本人自身が土星化している気がします。だからやっぱり土星と月の合が一番辛そうです。太陽の合は社会的な自分にのしかかっているので外に見えますし、太陽をお休みして月に移行中は土星から解放されている感がありますが、月と土星の合は四六時中ずっと重たげです。


今回はそんなところです
読んでいただきありがとうございます